1月の豪雪の中の出張に続いて、3月に今年2回目の札幌出張。まだ雪が残っています。<天野元成>
札幌時計台

札幌時計台は、『旧札幌農学校演武場』が正式名称で、重要文化財です。
1878年に札幌農学校の演武場として建設されました。
1881年に鐘楼に時計が設置されて以来、140年を超えて時を刻んでいます。
1872年に開拓使仮学校として設置され、1875年にこの地に開拓使札幌本庁学務部所管として
札幌学校が開校し、1876年に札幌農学校と改称して開校式が挙行されました。
ウイリアム・スミス・クラーク博士が初代教頭として就任いたしました。
クラーク博士像<北海道大学内>
クラーク博士は、『Boys, be ambitious』の言葉で知られていますが、
札幌滞在は、9か月でした。
「Boys, be ambitious like this old man」が全文とされていますが、
「Boys, be ambitious! Be ambitious not for money or for selfish aggrandizement,
not for that evanescent thing which men call fame. Be ambitious for the attainment
of all that a man ought to be.」とも言われています。
少年よ、大志を抱け!
金を求める大志ではなく、利己的な増大でなく、一時の名声でなく
人としてあるべき姿を達成する大望を抱け!
ロータリークラブの精神にも共通するものと思います。
札幌農学校は、北海道を開拓するための使命を持った官立の学校ですが、
初代教頭のクラーク博士は、キリスト教的道徳教育を持ち込みました。
クラーク博士が札幌農学校に着任したのは1876年。
青山学院の創立は1874年。
立教学院の創立は1874年。
青山学院も立教学院も私立の学校ですが、
官立の札幌農学校がキリスト教的道徳教育を取り入れたのは、新天地北海道であったからこそと思います。
クラーク博士の後、二代目教頭のウイリアム・ホイラー教頭のもと第2期生は、
内村鑑三、新渡戸稲造はじめ多くの人材を輩出しましたが、青山学院と同じ流れの道徳教育を受けていました。
米山梅吉氏は、東京英和学校(青山学院)を卒業後、同じ流れのアメリカの大学に留学しましたが、
クラーク博士が持ち込んだ道徳観と同じものを米山梅吉氏が学び、日本のロータリークラブ設立にも
つながったところがあるのではと思います。
吉原会員より野鳥の写真を頂きました
今回の野鳥紹介、ビロードキンクロ。です。
見た目にはただ黒い鳥ですが、体はなめらかなビロードのようです。
鳥友さん達は省略してビロキンと呼んでいます。通常、たくさんのカモ類に交じって
泳いでいますがとても用心深くなかなか近くにはやってきません。
撮影には遠すぎて苦労します。今回の写真は通常の超望遠レンズではなく
望遠鏡にアダプターを使用してカメラをセットした、デジスコと言う方法で撮影しました。
約1500mm相当の超望遠となります。欠点は動きには対応できないことで、
動きの無い時にシャッターを切ります。
撮影場所は津市の三重大学近くの海岸です。今年もやって来たとの情報がありましたが
撮影には行けませんでした。写真は数年前のものです。
写真が小さいので良く解りませんが目に特徴があり、スポーツメーカーの
ロゴ・マークのような目をしています。(目のまわり)
くちばしにも特徴がある段差があります。面白い顔をしていますね。

同じような写真で申し訳ありません。多少首の向きが違うと言うことで
お許しください。
通常、カモ類に交じって一羽か二羽見られる程度しかおりません。
珍しいので情報が入り次第現地に入ります。
今回は写真も少ない為、退屈な野鳥紹介となってしまいました。