第1、第3水曜日0時より開催しています。
2020年1月に「ロータリーは機会の扉を開く」という会長テーマを発表し、ロータリーには変化が必要だとお話しした際、これほど早くに変化の波が押し寄せるとは誰も思ってもみなかったことです。しかし、私は昔から困難を機会としてとらえてきました。今年、この新たな機会に、私たちはロータリーのあり方をふたたび模索しました。長年、ロータリーの柔軟性と適応性を高める方法を検討し、いくつか実験も行ってきましたが、今年は誰もが実験し、そして成功を収めたのです。オンライン会合は今やどのクラブでもと取り入れられ、クラブは世界中から例会にゲストを招いています。
世界中のロータリーファミリーと知り合うのを何より楽しみにしているスザンヌと私にとって、皆さまと直接顔を合わせてお会いできなかったこの1年はさみしいものでした。それでも、私にとっては新しいロータリー体験が得られる年となりました。世界中をバーチャルに旅したのです。こうならなければ出会えなかったはずの何千人ものロータリアンと出会うことができました。エバンストンの会長室に足を踏み入れなくても会長として任務を果たし、しかも旅費の節約にもなる新しい方法が見つかりました。
2020-21年度に私たちが出会ったのは、機転がきき、適応性が高く、創造的なロータリーでした。次の段階は、パンデミック以前のやり方に逆戻りすることではありません。先に進まなければならないのです。オンライン例会を通常形式とするなど、新しい活動方法や機会を提供するために、今年学んだことを活かしていきましょう。
クラブの力を保つためには、あらゆるレベルでロータリーをより若く、より多様にしていかなければなりません。多様性が意味するものは地域により違いますが、ぜひあらゆる背景の人びとを会員として歓迎してください。また、女性会員を増やし、その役割を強化することもひとつの手立てです。
ローターアクトクラブを対等の存在としてみなすロータリアンが今では多くなったことは非常に喜ばしいことです。ローターアクトクラブをあらゆる活動に招きいれて、今後もこの認識を広めていきましょう。若いリーダーに働きかける機会を無駄にすることなく、ローターアクトと連携して、数多くの新しいアプローチに取り組んでいきましょう。
ロータリーが新型コロナウイルスワクチンの公平な配布の呼びかけや誤情報との戦いなどを通じて予防接種キャンペーンを支援し、パンデミックと戦っていることを心から誇りに思います。一方、ポリオ根絶に向けて今後も全力で取り組んでいかなくてはなりません。そして今、環境問題という新しい重点分野に取り組む機会も誕生しました。
「ロータリーは機会の扉を開く」と初めて宣言したあの日と今日では、世界は大きく異なります。この1年でロータリーがこれほど大きく前進したことを誇りましょう。そして今後も前進を続けていく中で、クラブやクラブの仲間たちを大切にしていきましょう。ロータリーの命であり、さらなる繫栄をもたらしてくれる大切な存在です。
この特別な年度、「超我の奉仕」の新たな意味を模索するこの年に、ロータリーに奉仕する機会が得られたことをスザンヌとともに感謝しています。ロータリーは、理念を実践する人びとのコミュニティだと思っています。この苦難の時に、奉仕をこれまで以上に重視しなければならないことは明らかです。今こそ、超我の奉仕がロータリアンにとって何を意味するかを世界に示す機会なのです。
世界を変えるためにロータリーが力を貸せる数多くの機会が今後も控えています。ともに手を伸ばし、さらなる高みに達するために機会の扉を開いていきましょう。扉を開いて新しい考えを受け入れれば、頭も心も開かれていくものです。私たちのすべての行動がどこかで誰かに機会をもたらすことをどうかお忘れなく。
下記の皆様よりスマイルボックスを頂きました。
愛知ロータリーEクラブ 鬼頭佑介君
「インドコロナ」
鈴木一正様
西脇隆様
高橋正之様
二村寿泰様
豊田貴久様
横山昌幸様
橋口久様
村井睦彦様
田畑和紀様